◆電気自動車、5年間で4倍増
中央統計局（CBS）が4月14日に発表したまとめによると、オランダの電気自動車、ハイブリッド車の保有台数が5年間で4倍増した。
CBSによると、2014年の電気自動車とハイブリッド車の保有台数は15万6000台で、前年から3万台余り増えた。4台中3台はビジネス用だ。また、オランダの全保有乗用車の2%を占める。
ただ、販売台数では、2014年は2013年比で3分の1後退した。これは主として、税優遇措置が廃止されたことが関係している。
(NRC 4月14日）
◆住宅価格、上昇に息切れ
住宅価格の上昇にいまひとつ勢いがない。今年第1四半期、住宅の平均価格は、昨年の第3四半期同様に、ほぼ横ばいだった。価格は2012年半ばからゆっくりながらも上向きになっていたが、今は停滞状態だ。オランダ最大の不動産仲介業者団体「オランダ不動産仲介業者クラブ（NVM）」が4月9日朝発表した四半期報告（速報）でわかった。この報告書は、NVM加盟の業者が関与した住宅売買のデータをまとめたもの。NVMには、4000の業者（市場の70%）が加盟している。
NVMのプレスリリースよると、「住宅の売買件数は今も増加しているが、価格は横ばい化している」。平均住宅価格は第1四半期に前四半期比で0.1%上昇して21万1000ユーロになった。NVMによれば、これは、最近の最低値に比べると5%高いが、危機前の2008年に比べると14%低い。
住宅市場は通常、年末に「ラストスパート」的動きを見せる。そして、その後、年始にはその反動で低迷することが多い。しかし、今回はこの他に、売る側と買う側の交渉の余地が小さくなっていることも原因として考えられる。今年第1四半期、売る側の提示額と譲渡価格の差は5%強で、危機が始まった2008年当時並みだった。危機以降、住宅価格の下落によって、この差は2013年初めには10%を超えるまでに広がった。一戸建ての住宅では現在も同じ状況だが、テラスハウス（長屋式）の間にある住宅は4%まで差が縮まっている。
住宅価格は、ローン規定の引き締めにも左右されている。規定の引き締めで、借りられる額が低下し、返済条件も厳しくなっている。ただ、折からの低金利は今もなお買う側にとって有利だ。
(NRC 4月9日）
中央統計局（CBS）が4月14日に発表したまとめによると、オランダの電気自動車、ハイブリッド車の保有台数が5年間で4倍増した。
CBSによると、2014年の電気自動車とハイブリッド車の保有台数は15万6000台で、前年から3万台余り増えた。4台中3台はビジネス用だ。また、オランダの全保有乗用車の2%を占める。
ただ、販売台数では、2014年は2013年比で3分の1後退した。これは主として、税優遇措置が廃止されたことが関係している。
(NRC 4月14日）
◆住宅価格、上昇に息切れ
住宅価格の上昇にいまひとつ勢いがない。今年第1四半期、住宅の平均価格は、昨年の第3四半期同様に、ほぼ横ばいだった。価格は2012年半ばからゆっくりながらも上向きになっていたが、今は停滞状態だ。オランダ最大の不動産仲介業者団体「オランダ不動産仲介業者クラブ（NVM）」が4月9日朝発表した四半期報告（速報）でわかった。この報告書は、NVM加盟の業者が関与した住宅売買のデータをまとめたもの。NVMには、4000の業者（市場の70%）が加盟している。
NVMのプレスリリースよると、「住宅の売買件数は今も増加しているが、価格は横ばい化している」。平均住宅価格は第1四半期に前四半期比で0.1%上昇して21万1000ユーロになった。NVMによれば、これは、最近の最低値に比べると5%高いが、危機前の2008年に比べると14%低い。
住宅市場は通常、年末に「ラストスパート」的動きを見せる。そして、その後、年始にはその反動で低迷することが多い。しかし、今回はこの他に、売る側と買う側の交渉の余地が小さくなっていることも原因として考えられる。今年第1四半期、売る側の提示額と譲渡価格の差は5%強で、危機が始まった2008年当時並みだった。危機以降、住宅価格の下落によって、この差は2013年初めには10%を超えるまでに広がった。一戸建ての住宅では現在も同じ状況だが、テラスハウス（長屋式）の間にある住宅は4%まで差が縮まっている。
住宅価格は、ローン規定の引き締めにも左右されている。規定の引き締めで、借りられる額が低下し、返済条件も厳しくなっている。ただ、折からの低金利は今もなお買う側にとって有利だ。
(NRC 4月9日）