◆フローニンゲンにオランダ初禁煙ゾーン
フローニンゲン（Groningen）市は、オランダの基礎自治体（市に相当）として初めて、屋外公共スペースに「禁煙ゾーン」を設ける。すでに禁煙となっている病院、学校、劇場、託児施設、遊び場といった場所に隣接する通り、歩道、バス停などの数十カ所が禁煙ゾーンになる。
フローニンゲン市議会は9月26日夜、タバコの煙などの「不快煙」の禁止を一般地方条例に加えることに賛成した。市内の大学や高等専門学校拠点、病院などに向けて、禁煙ゾーン設置の要請書が用意されている。禁煙ゾーンの設置は、こうした公共の場を訪れる人を、周辺の通りも含めて、不快煙から守ることを狙いとする。不快煙には、タバコの煙だけでなく、自動車や自動二輪の排気ガス、さらにはバーベキューの煙も含まれる。
「不快煙」の禁止は、フローニンゲン市、「オランダ北部依存症ケア施設」、「フローニンゲン大学医療センター（UMCG）」、「マルティーニ病院（Martini Ziekenhuis）」、その他30の関係団体からなる協力組織が提唱した。率先したのは、依存症医のファン=デ=フラーフ（R. van de Graaf）さんだ。ファン=デ=フラーフさんは、2年前から「無煙のフローニンゲン」を唱い続けてきた。
禁煙ゾーンは設置されるが、違反の取り締まりは当面実施されない。当局の職員が足りないからだ。ファン=デ=フラーフさんは、住人が相互に注意するのを願っているという。
(NRC 9月27日）
◆アムステルダム地下鉄利用、5%増加
アムステルダムの地下鉄新路線「北南線」が7月22日に開通してから2カ月余り。アムステルダムの公共交通運営会社「自治体交通会社（GVB）」はこの度、利用状況の第1回調査報告書を発表した。
これによると、夏休み明けの平常ダイヤになってから（9月2日以降）の平日の北南線利用乗客数は1日平均8万4000人（7、8月は7万3000人弱）。GVBが予想していた数字とほぼ一致している。GVBは、利用乗客数が2030年には12万1000人になると予想している。
北南線で最も混雑する駅はアムステルダム中央駅で、平日の利用客は平均2万3000人弱。次いで「北駅（Noord）」の1万4000人余り、「南駅（Zuid）」の1万2000人余りとなっている。
アムステルダムの地下鉄利用客は、2018年9月の前半に、前年同期比で31%増加して34万人になった。一方、バスと市電の乗客数は予想通り、そして狙い通りに、減少した。市電は10%減の31万人、バスは7%減の14万6000人になった。GVBの公共交通（地下鉄、バス、市電）全体では、今年、平日の利用者は昨年比で5%増加して1日平均79万7000人になっている。
(NRC 9月29日）
フローニンゲン（Groningen）市は、オランダの基礎自治体（市に相当）として初めて、屋外公共スペースに「禁煙ゾーン」を設ける。すでに禁煙となっている病院、学校、劇場、託児施設、遊び場といった場所に隣接する通り、歩道、バス停などの数十カ所が禁煙ゾーンになる。
フローニンゲン市議会は9月26日夜、タバコの煙などの「不快煙」の禁止を一般地方条例に加えることに賛成した。市内の大学や高等専門学校拠点、病院などに向けて、禁煙ゾーン設置の要請書が用意されている。禁煙ゾーンの設置は、こうした公共の場を訪れる人を、周辺の通りも含めて、不快煙から守ることを狙いとする。不快煙には、タバコの煙だけでなく、自動車や自動二輪の排気ガス、さらにはバーベキューの煙も含まれる。
「不快煙」の禁止は、フローニンゲン市、「オランダ北部依存症ケア施設」、「フローニンゲン大学医療センター（UMCG）」、「マルティーニ病院（Martini Ziekenhuis）」、その他30の関係団体からなる協力組織が提唱した。率先したのは、依存症医のファン=デ=フラーフ（R. van de Graaf）さんだ。ファン=デ=フラーフさんは、2年前から「無煙のフローニンゲン」を唱い続けてきた。
禁煙ゾーンは設置されるが、違反の取り締まりは当面実施されない。当局の職員が足りないからだ。ファン=デ=フラーフさんは、住人が相互に注意するのを願っているという。
(NRC 9月27日）
◆アムステルダム地下鉄利用、5%増加
アムステルダムの地下鉄新路線「北南線」が7月22日に開通してから2カ月余り。アムステルダムの公共交通運営会社「自治体交通会社（GVB）」はこの度、利用状況の第1回調査報告書を発表した。
これによると、夏休み明けの平常ダイヤになってから（9月2日以降）の平日の北南線利用乗客数は1日平均8万4000人（7、8月は7万3000人弱）。GVBが予想していた数字とほぼ一致している。GVBは、利用乗客数が2030年には12万1000人になると予想している。
北南線で最も混雑する駅はアムステルダム中央駅で、平日の利用客は平均2万3000人弱。次いで「北駅（Noord）」の1万4000人余り、「南駅（Zuid）」の1万2000人余りとなっている。
アムステルダムの地下鉄利用客は、2018年9月の前半に、前年同期比で31%増加して34万人になった。一方、バスと市電の乗客数は予想通り、そして狙い通りに、減少した。市電は10%減の31万人、バスは7%減の14万6000人になった。GVBの公共交通（地下鉄、バス、市電）全体では、今年、平日の利用者は昨年比で5%増加して1日平均79万7000人になっている。
(NRC 9月29日）