◆居住無許可者の自発的帰国、増加
居住許可申請が却下された後、自発的に本国へ戻る人が急増している。今年9月末現在、許可申請が却下され任意で本国に戻った人は5300人を超えていた。昨年は3300人余りだった。NRC紙が「本国帰国と国外退去局（DT&V）」に依頼して入手した資料でわかった。基本的に、難民資格での居住許可申請が却下された人に関するものだが、その他、オランダに不法滞在していた外国人も含まれる。
任意での国外退去に対し、強制退去の数は、昨年1600人（9月末まで）、今年1850人となっている。
これらオランダからの退去が確認された約7000人の他、今年は、本国送還できなかった外国人がおよそ5500人いる。これら外国人の多くは、当局の目が届かないどこかにいなくなってしまう。一部は不法滞在者となるが、自分で本国に戻る人もいると考えられる。
内閣は、本国帰国をできるだけ「自由意思」での実施とするよう努めている。DT&Vのマース（R. Maas）局長は「それが最も効果的」と話す。「（自由意思での帰国は）穏やかで安上がり。本人に『自発的に帰国するなら、訓練、起業資金、帰国にあたっての指導といった手助けを提供する。しかし、抵抗するなら、首をひっ捕まえて飛行機に無理やり乗せるぞ』と話をできれば、一番うまくいく」という。
(NRC 10月22日）
◆アムス、地下鉄開通で自動車増加の恐れ
アムステルダムで地下鉄「北南線（Noord/Zuidlijn）」が開通すると、ワーテルラント（Waterland）地域（アムステルダムの北、マルケル湖 Markermeer 西岸の地域）からアムステルダムへの自動車交通が増加する恐れがある。公共交通会社「EBS」が利用者2700人の間で実施した調査でわかった。この大きな理由が「北（Noord）駅でバスから地下鉄に乗り換えないといけなくなるのが不便」ということ。これを嫌って「別の交通手段を探す」という人が多い。
現在、ワーテルラント地域からは、車道N247号線の特別車線を通って渋滞なしでアムステルダム中央駅まで行く直行バスがある。しかし、北南線が開通すると、ワーテルラントからのバスは7割が北駅止まりとなり、アムステルダム中央駅方面に向かう乗客は、ここで地下鉄に乗り換えないといけなくなる。これまで通りアイトンネルを経由して中央駅に行くのは、残りの3割だけだ。
調査では、これに不満を持つ人が多いことがわかった。乗客の22%は、「乗り換えが嫌なので、公共交通機関の利用を減らしたい」としている。「その代わり、自動車を使う」という人が多かった。また、30%は、「乗り換えのないバス路線の利用を続ける」と回答した。これも、自動車利用を増やすことになると考えられる。乗り換えなしのバスの混雑が激しくなるからだ。公共交通機関の利用で重要な点として、「座れる確率」を挙げる人が多い。
(NRC 10月21日）
居住許可申請が却下された後、自発的に本国へ戻る人が急増している。今年9月末現在、許可申請が却下され任意で本国に戻った人は5300人を超えていた。昨年は3300人余りだった。NRC紙が「本国帰国と国外退去局（DT&V）」に依頼して入手した資料でわかった。基本的に、難民資格での居住許可申請が却下された人に関するものだが、その他、オランダに不法滞在していた外国人も含まれる。
任意での国外退去に対し、強制退去の数は、昨年1600人（9月末まで）、今年1850人となっている。
これらオランダからの退去が確認された約7000人の他、今年は、本国送還できなかった外国人がおよそ5500人いる。これら外国人の多くは、当局の目が届かないどこかにいなくなってしまう。一部は不法滞在者となるが、自分で本国に戻る人もいると考えられる。
内閣は、本国帰国をできるだけ「自由意思」での実施とするよう努めている。DT&Vのマース（R. Maas）局長は「それが最も効果的」と話す。「（自由意思での帰国は）穏やかで安上がり。本人に『自発的に帰国するなら、訓練、起業資金、帰国にあたっての指導といった手助けを提供する。しかし、抵抗するなら、首をひっ捕まえて飛行機に無理やり乗せるぞ』と話をできれば、一番うまくいく」という。
(NRC 10月22日）
◆アムス、地下鉄開通で自動車増加の恐れ
アムステルダムで地下鉄「北南線（Noord/Zuidlijn）」が開通すると、ワーテルラント（Waterland）地域（アムステルダムの北、マルケル湖 Markermeer 西岸の地域）からアムステルダムへの自動車交通が増加する恐れがある。公共交通会社「EBS」が利用者2700人の間で実施した調査でわかった。この大きな理由が「北（Noord）駅でバスから地下鉄に乗り換えないといけなくなるのが不便」ということ。これを嫌って「別の交通手段を探す」という人が多い。
現在、ワーテルラント地域からは、車道N247号線の特別車線を通って渋滞なしでアムステルダム中央駅まで行く直行バスがある。しかし、北南線が開通すると、ワーテルラントからのバスは7割が北駅止まりとなり、アムステルダム中央駅方面に向かう乗客は、ここで地下鉄に乗り換えないといけなくなる。これまで通りアイトンネルを経由して中央駅に行くのは、残りの3割だけだ。
調査では、これに不満を持つ人が多いことがわかった。乗客の22%は、「乗り換えが嫌なので、公共交通機関の利用を減らしたい」としている。「その代わり、自動車を使う」という人が多かった。また、30%は、「乗り換えのないバス路線の利用を続ける」と回答した。これも、自動車利用を増やすことになると考えられる。乗り換えなしのバスの混雑が激しくなるからだ。公共交通機関の利用で重要な点として、「座れる確率」を挙げる人が多い。
(NRC 10月21日）